ギター、買いました

shiropp2009-02-04

 しばらく前に書いた「ギター購入を考えている」件ですが。
 買いました、遂に。
 このブログにも書き、某SNSでも書き、「SGがいい」「ヴィンテージがいいよ」などとコメントをいただいていましたが、最終的に買ったものは、そのどちらでもなく、フェンダーでもありませんでした。  買ったのは
 フジゲン製レスポールモデル
 です。
 ギター購入を考え出してから、雑誌を買ったりネットを検索したりいろいろ情報を集めました。高いのも安いのもあり、モデルも様々でした。そんな中である日本のメーカーを知りました。それがフジゲンです。なんでもセミオーダーでギターを作ることができるとのこと。実際にサイトを覗いてみたところ、なかなかよさげです。価格的にはちょっと予算オーバー気味なんですが、純国産というところにも惹かれました。これは一度実際に見てみようと思い、池袋のカスタムハウスへ。
 そこで、今回買ったギターに出会ったわけです。正確には、カスタムハウスのサイトで紹介されているのを見て興味を持っていて、カスタムハウスで実物を手に取ったという感じです。実際に試奏させてもらい、弾きやすさも音色も実感し、考えた末購入を決心しました。決心した決め手は「日本製ハンドメイド」であること、「レスポールなのに約3kg」という軽量であること、そしてとても美しいカラーであることです。
 日本製ハンドメイドについては、試奏させてもらったときに、対応してくださったお店の方が「このギター作ったのは僕なんですよ」と話されていたのに驚きました。今まで何本かギターを買ってきましたが、作った本人と話しをするのは初めてでした。そういうの、とてもいいですよね。実物もとても作り込んだ感じで、眺めていても楽しいほどです。
 軽いというのは、実際に手にしたときに本当に驚きました。レスポールってふつうは本当に重いでしょ?このギターは見た目と重量のギャップが魅力になっています。軽さの理由は「ホロウボディだから」だそうで、そのためアンプを通さなくても、通常のエレキよりもよく生鳴りします(セミアコのような感じではないですが、けっこう大きな音で鳴ってくれます。夜弾くときは重宝します)。
 そしてこの色。正直に告白しますと、僕がこのギターに興味を持った最大の理由は、この深い緑色のボディです。あまりないカラーなのでなおさら印象的ですが、実際に見ると本当に美しいです。たぶんサイトで写真を見なかったら、実際に池袋まで行かなかったかも知れません。実は購入時に、お店の人に「この色が気に入りました」と話したところ「グリーンは、大量生産モデルでは一番売れ行きが悪い色という実績があって、あまり見かけないんですよ」と教えてくれました。そうなのか?僕はマイナーな好みなのかな?でもこのギターはとてもいい色だと(自分が買ったから言うわけではなく)思います。杢目も含めて、実にいいボディだと思い、入手しました。
 結果的に、当初考えていた予算をかなりオーバーしてしまい、ちょっと安めのヴィンテージだったら買えたかも知れないような出費になってしまいましたが、公私ともにいろいろあったここ数年を記念して(?)買ってしまいました。
 そして現在、このギターは、家族の寝室に置いてあります。いつでも弾けるように(笑)。毎回書いていますが、僕は本当にギターは下手っぴで、まとも弾ける曲などなく、「I Can’t Explain」のイントロとか「Smoke On The Water」のイントロとか「20th Century Boy」のイントロとか(笑)、そんなものばっかりですが、弾いていると楽しいです。アンプを通してみると、オーバードライブを効かせてもなかなかの鳴り、歪ませないでフロントのみ鳴らしたときの深い音色も素敵です(本家ギブソンレスポールよりも繊細な感じですね。本家はなんでもガツンときますからね)。個人的な感想になりますが、ネックを持った感触も僕の手の大きさにしっくりくる、いい感じです。
 とまあ、当初の考えとはずいぶん違うところの着地したギター購入騒動ですが、とても満足しています。このギターを持ってお店を出るとき、上に書いたギター制作者であるお店の方が「お嫁に出すような気持ちです」と話されていたのが印象的でした。そんな言葉が聞けて僕も嬉しいです。僕程度のヘタクソのところにお嫁に出してしまって後悔しているかも知れませんが(笑)、がんばって毎日練習して、少しだけでも上手になって、少しでもギターに相応しい腕を目指そうと思います。