小ネタ ザ・フー「Amazing Journey」に憩う

 本当は今日、なにかエイプリルフールのネタを書こうと思っていたんですが、仕事でいろいろあって、それどころではなくなってしまいました。
 今日僕は転属になり、新しい所属に行ったんですが、僕のシフト時間が終わり、さあ帰ろうと思った瞬間にトラブルが発生し、そのまんま2時間、遅番の人と対応していました(苦笑)。帰っても良かったのかもしれませんが、新しい所属なのでどの程度任せていいのかなどの「力の抜きどころ」がわからず、結局バタバタしてしまいました。ふう。
 で、予定よりもずっと遅く帰宅し、遅い夕食とお風呂をすませ、今はDVDを観ています。ザ・フードキュメンタリー映画「Amazing Journey」。日本版デラックスエディション4枚組!あの名作映画にボーナス・ドキュメンタリーや未発表ライヴ映像などをこれでもかと詰め込んだ、なんというかものすごいものです。
 映画本編はいずれ落ち着いて観られるときにとっておき、今日はボーナスディスクの「1977キルバーンライヴ」を流しています。映画「The Kids Are Alright」のために行われたこのコンサートは、全体的な出来がよくないという理由でお蔵入りし、翌年再度撮影をして映画に使用したというエピソードが有名ですが、実際に観てみると決してひどい内容ではありません。トチリやモタリ、メンバーの不満そうな表情も含めて、ファンならぜひ観たいと思うようなものであることは間違いありません。実際に「The Kids〜」に使われたものはステージを前方からばかり撮影したものでしたが、この映像は観客席やキースの背後からの映像などもあり、躍動感という意味は映画に採用されたものを軽く凌駕します。観ていると盛り上がりますよ。このころのザ・フーはメンバーの人間関係もよくなくて、トラブルも抱えていて、コンディションも演奏内容も決して「ベスト」ではないですが、それでもここにはロックファンを暑くさせる「なにか」が確かにあります。
 今日は新所属初日ということも含めて緊張の1日で、とても疲れていますが、一方で気持ちはどこか張っています。そういう気持ちに、このコンサートは本当に気持ちよく響きます。本当なら興奮するようなこのDVDを観ながら、僕はなぜか深いところでくつろいでいます。文字通りの「Hard day's night」だけれど、前向きでもある、そういう気持ちにフーの4人がフィットするようです。
 明日はどんな1日になるかなあ?