小ネタ 休日前の夜にジャズで寛ぐ

 4月1日から新しい所属に異動になり、今までとはちょっと違うシフト制の勤務をしています。土日は必ずどちらか出勤になるんですが、その代わり平日に休みが入ります。その休日が、明日やってきます。つまり、まだ火曜の夜だというのにもう週末のような気分でいるんです(笑)。実に単純な感じ方ですが、実際明日は妻もドレミもいつもと同じく出かけるので、本当に純粋に自分の休日にできるのです。これは家庭を持っている人間にとっては得難いものです。
 実はシフト休は先週の金曜日にもあり、このときはリビングの片付けをして(そんなつもりじゃなかったんだけど、ザ・フーやキッスのDVD観ながらやりました)、けっこう家族には喜ばれました。明日も期待されてるのかな?
 そんなわけで、なんだか金曜日のような気分でこれを打っています。さっきまで妻も一緒にいたので、そのときはバロックテレマンとか、ヘンデルとか)を流していましたが、今は低いボリュームでジャズをかけています。今はマイルスの「Salt Peanuts」、続いてソニー・ロリンズの「St.Thomas」。実に王道の並びですね。iPodのシャッフル再生をスピーカに繋いでいるんですが、まるで「ジャズ名曲選」のようで楽しいです。ジャズの本質は?と問われても「うーん」とうつむいてしまう程度しか造詣のない僕ですが、今はこのサックスの音と想像力豊かな旋律が心地よいです。
 こうして聴いていて思うんですが、ジャズ(この日記では特にハードバップを指します)におけるドラムって、緊張感やスピード感というよりも、一種の「安心感」を与えてくれるものですね。ドラムレスのアルバム(ピアノとギターだけどか)を聴いているとどこまでも集中してしまってきつく感じるときがあるんですが、そこにドラムが入ってくると、とたんに寛いだ雰囲気になります。明日は休みだと浮かれてはいますが、なんだかんだでこの1週間は緊張の連続でした(慣れてないだけなんですけどね)。そんな休日前の夜に、低いボリュームで流れる4ビートは本当に染み入るようです。
 今流れているのはビル・エヴァンズの「My Romance」(実に入門編みたいな選曲ですね。でもiPodに入れたのは自分ですからねw)。意外に躍動感のあるリズムセクションに乗って歌い続けるピアノの音色に浸りつつ、おやすみなさい。

Waltz for Debby

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