ジャケ弁にビックリ!

 今日は仕事は休みだったのでせっせと部屋を掃除したり夕食の準備をしたり。実は最近妻の調子が悪く(仕事には行っていますが)、なんとなく看病モードです。今年度はシフト制で平日休があるのはラッキーだったかな?
ところで今日はちょっと買い物もしてきました。書籍とCD。「俺と仲間 ロン・ウッド自伝」(シンコー・ミュージック刊)とジョージ・ハリスンのベスト「Let It Roll」の国内盤。ロニーの自伝の方はまだ未読ですが、読むのがとても楽しみな1冊です。感想はいずれアップします。でCDの方ですが、ジョージにとって初めての「レコード会社を越えたベスト」となっています。なんでですが、けっこうクセのある選曲ですね。ファンはみんな「あれが入ってない」「これが入ってるの?」と盛り上がれそうです。僕もいろいろ思うところあります。これについても後日ちゃんと書きたいと思います。
 ところで今日は上記のもの以外にもう1冊雑誌を買いました。「Best Sound No.12」(株式会社ステレオサウンド刊)です。これはありていに言えばオーディオ雑誌です。ふつうこういう雑誌は扱うソースがクラシックやジャズだったりするんですが、この雑誌はロック系が大きくクローズアップされていて、僕のような人間にもわかりやすかったです。ディスクの選択は実に見事に「大人のロック」的でしたが、それを高級オーディオと組み合わせるというのは(僕にとっては)なかなか新鮮でした。これからぼつぼつ読み進めていきます。
 とまあ、基本的には「音」についての1冊なわけですが、パラパラ見ていたら、不思議な特集ページがありました。題して「ジャケ弁」(笑)。
 みなさん、「キャラ弁」ってご存じですか?僕もよくは知らないんですが、要するに子どものお弁当を可愛らしいキャラクターにデコレーションして、子どもも楽しく栄養も満点!というようなものらしいです。起源などは知らないんですが、今ではすっかり有名になっていて、試しに今ググッてみたところ、147万件もヒットしました。大手企業のサイトもあれば、小さな子どもを持つお母さんのレシピブログもあり、写真などを見ていても微笑ましいものです(実際は作るの大変だろうなあと思いますが)。
 で、話しを「ジャケ弁」に戻しますが、エー、もうおわかりの方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、そうです。これはつまり「アルバムジャケットをお弁当で再現する!」というものなのです。特集ではMR.BIGの「MR.BIG」とデレク・アンド・ザ・ドミノスの傑作「Layla(以下略)」で、丁寧な解説とレシピが掲載されています。これがなかなか見事なもので、MR.BIGのジャケにある靴は牛肉で、「レイラ」の「花」はシューマイの上半分を散らして質感を出すという凝りよう。作っているのはHNオバッチさんという方で、職業はデザイナーだそうです。なるほど、そういう素養のある方だったんですね。「ジャケ弁ディスコグラフィー」というページには今まで作られたものから数点の写真がありますが、これがどれもすごい。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Evil Empire」なんてものすごい完成度。ストーン・ローゼズのファーストのアブストラクトなデザインも見事に再現されていて、作者いわく「お好み焼きを見て「これは!」とひらめき」作ったとのこと。他にも「クリムゾン・キングの宮殿」「勝手にしやがれ」(英文字まで再現)など、圧倒されます。食べるのもったいない(笑)。ものを作るセンスがある人ってすごいなあ、尊敬します(オバッチさんのサイトはこちらです)。
 僕がお弁当を持って家を出ていたのは中学・高校時代です。高校時代はもうほとんど持って行かず、昼食代をもらってパンなどを買っていました(で、それを抜いてお金を貯めてレコードを買っていたんですが、それは別の話w)。もしも僕の母がこんなお弁当を作ってくれていたら、ずっとお弁当で過ごしたかな(笑)?
 それにしても、音楽を楽しむとひとくちに言っても、本当にいろんな方法があるんだなあと実感します。僕もやってみようかなあ、でも手先不器用だからなあ、絵心もないし。

 あ、「ホワイトアルバム」ならなんとかなるか(笑)。

MR.BIG

MR.BIG

Layla

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