いよいよ、あと1週間

 ロッキング・オンの10月号を買ってきたら、ビートルズの特集がありました。もちろんアレです。リマスター音源発売の特集。全アルバムの試聴レポや、今回のリマスター作業を行ったエンジニアへのインタビューなどが掲載されていました。特集とは別のページに松村雄策さんの文章もあり、「リマスターでこんなに音が変わるだろうか?」という(僕も抱いていた)素朴な疑問について「回答」ともいえるものが載っていました。
 いよいよですね、あと1時間足らずで「あと1週間で発売」です(なんか変な表現ですみません)。雑誌でも特集が組まれることが増え、ショップでも大々的に宣伝され、公式サイトも立ち上がり、ついでに妻夫木聡がそっくりさんCMまで始まるという(笑)、いつものことながらの「盛り上がり」ぶりです。
 手元にタワーレコードが発行しているフリーペーパーがあるんですが、ここでの特集のテーマが「ビートルズは『大人のロック』じゃない、みんなのものだ!」という、実に共感できるものでした。そう、ビートルズは特定の世代や時代の持ち物ではなく、真の意味での普遍性を持った存在です。いろいろな事情でこのところちょっとそういう部分が忘れられていましたが、今回のリマスターは必ずそうした思いこみを打破して、「21世紀仕様のビートルズ」を感じさせてくれるでしょう。
 僕が「Yellow Submarine Songtrack」のときに期待したもの、「1」や「Love」のときに叶えられなかったものが、今回遂に実現すると思うとワクワクしてきます。音はまだほとんど聴いていないんですが、まさかガッカリすることはないでしょう。本当に9月9日が待ち遠しい。
 実は僕、9日から10日まで遅い夏休みを取る予定で、妻子と自宅を離れるために発売日当日は入手できないんですが、大丈夫大丈夫、ちゃんと予約したし、10日、帰宅前にショップに立ち寄るよう予定も調整しました(笑)。準備は整いました。妻からは「やっととれた夏休みなのに」とか「全部知っている曲なのに」などとお約束の言葉をもらっていますが無問題(笑)。あとは1週間時間が経つのを待つだけです。神様お願いです、あと1週間だけこの世にいさせてください。
 あ、あと、全部聴き終わるまでの時間もよろしく(笑)。

ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)

ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)