月の夜に、音楽を消す

 昨晩も今晩も、僕の住んでいる地域では月が見えています。晴れ間が見えていた今日はともかく、昼間ずっと雨と雷だった昨晩も夜には晴れて、見事な中秋の名月を見ることができました。ドレミは「うさぎさんが見えた!」と喜んでおりました。
 昨日はドレミの保育園の運動会でした。僕も運営委員として少し仕事を任されたりして楽しく過ごしました。毎回思いますが、子ども達の成長は目を見張るようで、最年長の子たちのリレーなど手に汗握る迫力で、昂奮も感動もしました(ドレミはまあ、ご機嫌に波があってナニでしたがw)。
 金木犀はまだ咲きません。前回の日記と同じように部屋の窓を開けてこれを書いていますが、鼻先には少し冷えた秋の空気が流れていくばかりです。
 今日はさっきまで、ジョン&ヴァンゲリスの「Private Collection」やサリー・ドゥワースキーの「Boxes」、レイ・ラモンターニュの「Till The Sun Turns Black」、ジェニファー・ウォーンズの「The Hunter」、そしてもちろんマイク・オールドフィールド(というより、マギー・ライリーの)「Moonlight Shadow」(の収録されている「Crises」)などを聴いていました。それなりにこの時間、この夜、この月に相応しいものを選んだつもりでしたが、ふと「音楽はいらない」と思い立ち、今はなにも流していません。聞こえてくるのは虫の声だけ。戯れに部屋の灯りを消したら、ベランダは月の光で明るく照らされています。
 僕は沈んでいるのか、浮かんでいるのか。楽しいのか、悲しいのか。少なくとも今は、部屋に忍び込んでくる月の光に、とても慰められているようです。明日はまた天気が崩れるようです。でもいいや。二晩もこんなに素敵な月を見せてくれてありがとう。おやすみなさい。みなさんにとって幸福な月曜日でありますように。