怒濤のリリース攻撃!

 ここのところ、僕の大好きなアーチストがぞくぞくアルバムをリリースするので、経済的に大変気持ち的には高揚している、そんな状態です。もうリリースされているものでグリーン・デイの日本ライヴ盤、ニルヴァーナのレディングでのライヴ盤、驚きのリリースだったキッスの新譜。そろそろ店頭に並ぶものではフー・ファイターズのベスト盤、我らがポール・マッカートニーのライヴ盤。来週あたり出るものではボブ”20世紀代表”ディランのニューアルバム(今年2枚目のオリジナル!)、そしてこれまた驚愕の発表「レナード・コーエン1970年ワイト島ライヴ盤」(!!!)、ちょっとだけ先ではローリング・ストーンズの名盤「Get Yer Ya-Ya’s Out」のデラックス・エディション(これまた!!!)。ざっとこんな感じ。クイーンのベスト(何枚目?)やワープ20周年記念シリーズを抜いてもこんなにたくさんあります。
 このうちニルヴァーナとキッスはすでに入手しました(どちらも正反対の意味で名作です。キッスは新録音のベストと今年になってからのライヴDVDまでついていました)。ライヴ盤やベストものが多いのは、やっぱり年末商戦ということなんでしょうか?ともかく個人的にはどれも「聴きたくてたまらない」ものばかりで、取捨選択に迷ってしまいます(さすがに全部は買えないや)。個人的にはレナード・コーエンのものに惹かれますね。ワイト島のライヴは、フェス全体を収録した2枚組で1曲くらい聴いたことがあったんですが、きっとこれはレナードのステージを(ほぼ)総て収録したものに違いありません。しかもこれDVD付き!すごいですよね。上に書いたキッスもそうですが、ニルヴァーナフー・ファイターズもみんなDVDが付録についてます。これって今では珍しくもない形態ですが、CD買うとDVDが付いてくるって、今だに不思議で、ものすごく得したように気になります(そのわりに観なかったりするんですがw)。
 実はここ数日、ニルヴァーナを聴き続けていて、DVDも観ているんですが、いろいろなことを思ってなかなか感想がまとまりません。素晴らしい内容だし、演奏も熱いんですが、そうであればあるほど切ない(「生後12日目の娘と妻に捧げます」なんてMC、平常心では聴けません。娘のいる今はなおさら)ものです。じっくり、ちゃんと作品に接しなければ。と思っているそばから、興味のあるリリースが相次いでいるわけです。全部フォローはできないけれど、絶対買うと思っているものも多く(ポールとかね)、そうやっていると、リリースの大波に飲まれてしまい、どれも中途半端な鑑賞になってしまいそうです。
 いや、これは今年一番の「ご褒美期間」なのかな?「ほうら、お前の好きなものをたくさん出してやるぞ」という、レコードの神様からの贈り物。ああ、だからレナード・コーエンなんて予想外のものやストーンズみたいな充実した内容(まだ聴いてないけど)のものが出てくるんですね。でも問題は僕の購買力(笑)。神様も経済的援助をしてくれればよかったのに、そっちは自己責任みたい(笑)。もうお小遣いでは全部買えないから、絞らなきゃ。ああ、どうしようどうしよう?すっかり冷えたリビングでこれを打ちながら、中年ロックファンの悩める夜は更けていきます(笑)。

Sonic Boom: Special Edition/+DVD

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ライヴ・アット・レディング(DVD付)(紙ジャケット仕様)(初回限定生産)

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