お世話になりました、来年もよろしくお願いします。

 いつもならこのあたり、今年1年のことを振り返り、来年への気持ちを書いてごあいさつしているんですが。
 すみません、25日からA型インフルエンザに罹患して、それ以来昨日までずっと寝込んでおりました。今日やっと普通の生活に戻れましたが、まだ咳がひどく、完治とはいえない状態です。妻も(僕から感染したのか)かかってしまい、我が家はとてもしょっぱい大晦日です(妻は微熱程度で寝込んではいませんが、僕はタミフルのせいか3日間悪夢を見続けました。才能があったらこれで曲が書けるのにww)。
そんなわけで今日はまとまったことが書けません。とりあえずのごあいさつです。
 振り返れば今年も、僕たちは尊敬し愛するアーチストを失いました。清志郎さん、加藤和彦さん、マイケル・ジャクソンレス・ポール翁。それぞれがかけがえのない声(音色)を持ち、世界を美しく彩ってくれた方々でした。本当に残念で悲しいです。特に今年はそういう気持ちが強いです。
 でも一方、今年もいいことはありました。ビートルズのリマスター発売は大ハイライトでした。ポールを始めベテランも大活躍しましたし(ディランのすごいこと!)、現役アーチストの作品もいいものがありました(ブログには書きませんでしたが、グリーン・デイ、マース・ヴォルタ、ヤー・ヤー・ヤーズの新譜はよかったです。特にヤー・ヤー・ヤーズ。賛否両論あるようですが、僕は支持します)。仕事の所属が変わった影響でコンサートにほとんど行かれなくなってしまったのが悔しいですが、まあそんなときもありますね。
 僕は毎年、「来年はきっといい年になる」と書いてブログを締めています。それは今年も変わりません。
 さっきまでやっていた「紅白」、4歳になるドレミはもう僕たち親世代が知らないような曲に反応するようになりました。カエラちゃんの「Butterfly」は一緒に歌い出してビックリ。訊いてみたら保育園のお友達に教わったんだそうです。僕たちが好きか評価するか、そういうこととは関係なく、新しい歌声が生まれ、それを受けとめ響き合う人や世代が生まれているんでしょう。僕たちが愛する歌声、こどもたちが愛する歌声。なにを愛するかの違いはあっても、感動に差や優劣があるわけありません。
 僕たちがロックを聴きだした頃、現役のアーチストはそれ以前のアーチストと比較され「ニセモノ」と呼ばれることもありました。でも例えば今世界中のスタジアムで「We Are The Champions」が歌われています。僕たちの時代に起こっていたあの奇跡は、今も起こっているんだと、僕は信じています。そしてそれがある限り、未来は明るいのです。
 病み上がりでちゃんとしたことが書けなくてすみません。今年も読んでくださったみなさんのおかげで、なんとか今日までブログを続けられました。来年もこんな感じですが、どうぞよろしくお願いします。
 もうすぐ2010年。みなさんにとって、素晴らしい1年でありますように。