黄金週間、読書三昧の予定(?)

 「ノーザンソングス 誰がビートルズの林檎をかじったのか」(ブライアン・サウソール、ルパート・ペリー共著 シンコー・ミュージック・エンタテイメント)
 「バッハ 魂のエヴァンジェリスト」(礒山雅著 講談社学術文庫
 「バレンボイム音楽論 対話と共存のフーガ」(ダニエル・バレンボイム著 蓑田洋子訳 アルテスパブリッシング)
 「夏がくれば思い出す 評伝 中田喜直」(牛山剛著 新潮社)
 「ヒトラーバイロイト音楽祭 上 戦前編」(ブリギッテ・ハーマン著 鶴見真理訳 吉田真監訳 アルファベータ)
 「失踪入門 人生はやりなおせる!」(吾妻ひでお 中塚圭骸(インタビュー)徳間書店
 ふう。以上がここ数週間で購入した本です。1冊除いて全部音楽関係、そしてほとんどクラシック関連というのが自分でも驚きですが、偶然こんなラインナップです。ほとんどすべて偶然書店で見かけ、興味を惹かれて購入したものばかり、「バッハ」だけ文庫本で、あとはすべて新刊単行本です。
 で、こんなに買って今ここにあるんですが、えー、大体オチはおわかりかと思いますが、読めてません(笑)。いや、正確には「人生は」はもうじき読了予定、「ノーザンソングス」は半分くらい(ビートルズ解散のあたりまで)、「バッハ」と「夏がくれば」は序盤だけかじっているんですが、残り2冊はまだ手をつけていません。なんだか仕事でバタバタしていて、気持ちに余裕がなかったせいでもありますが、最大の理由は「持ち運びが大変」ということ(笑)。どれも大きくて重いんですよ。「ヒトラー」なんて400ページもある大作で(しかもこれでまだ上巻だっていうんですから)、他の本も大体大きいわけです。
 昔はこの程度の単行本、小脇に抱えて外出していましたが、初老になった(笑)せいかあまり重いと通勤が辛い(笑)。しかも大きくて重いと取り回しも不便で、電車の中などで読むのも一苦労。で、帰宅してからは家事だの育児だの(要するにご飯食べたりドレミと遊んだり、ですな)で時間を使ってしまい、結局読めないと。残るは就寝前の時間なんですが、もう1日の終わりでベッドに寝転がりながらハードカバー持っているのが面倒(笑)。結局「荒川アンダーザブリッジ」の10巻とか「のだめ」24巻とか読んで寝てしまいます。
 これではいかん!読んでいないのにこんなこと書いて変かもしれませんが、どれも一読に値する著作ばかり、がんばらなくては。幸い今日からゴールデンウィーク突入。時間はなんとか取れそうです。さあ、どこまで読めるかスタートします。まずは「人生は」の読了ですね。これは軽い、明日には終われそうです。次は「ノーザンソングス」かな?個人的には「ヒトラー」早く手をつけたい気分です。この本は副題に「ヴィニフレート・ワーグナーの生涯」とあるとおり、リヒャルト・ワーグナーの息子の妻(日本風にいうと「リヒャルトの嫁」ですね)の音楽祭運営と、そこに関係するヒトラーを始めとするナチス政権について書いたもので、この本の中の一章を以前「クラシック・ジャーナル」誌上で読んで以来刊行を待っていたものです。偶然ですが昨月に、ヴィニフレートの息子であり長年に渡り戦後のバイロイトを率いてきたヴォルフガング・ワーグナー氏の死去が報じられました。バイロイト音楽祭自体はすでにワーグナー家の私有物ではなくなっていますが、このタイミングで邦訳が刊行され、僕がそれを手に入れたことを何かの縁と考え、心して読んでいきたいと思います。さあ、連休は読書三昧の日々だ!
 あ、ドレミを遊びに連れて行く約束してたんだっけ(笑)?

ノーザン・ソングス 誰がビートルズの林檎をかじったのか

ノーザン・ソングス 誰がビートルズの林檎をかじったのか

失踪入門 人生はやりなおせる!

失踪入門 人生はやりなおせる!

ヒトラーとバイロイト音楽祭 ヴィニフレートワーグナーの生涯 上 戦前編 1897-1938 (叢書・20世紀の芸術と文学)

ヒトラーとバイロイト音楽祭 ヴィニフレートワーグナーの生涯 上 戦前編 1897-1938 (叢書・20世紀の芸術と文学)