スティーヴ・ハウのサイン会に行ってきました。

 今日(5月14日)、あのスティーヴ・ハウ先生のサイン会に行って参りました。場所は新宿、あの日本におけるプログレの聖地「ディスクユニオン新宿プログレッシヴ・ロック館」。たいがいこういう催しは仕事の都合と合わないことが多いんですが、今回はなんと公休!初めてシフト勤務でよかったと心から思えましたよ、ありがとう人事(笑)。というわけで完全に合法的に(笑)、いざ新宿へ。
 かって知ったるユニオンプログレ館の前に着いたのは午前10時前くらい。もうこの時点でそれなりの人数が並んでいました(開店時刻は午前11時)。なんとか間に合ったなあと思いながら約1時間並び、いただいた整理券は「23番」。この日のサイン会は先着50名とアナウンスされていたのでだいたい真ん中くらいかな?予想はつきましたが並んでらっしゃるみなさんそれなりの年齢の方か、そうでなくてもプログレ詳しそうな感じの方ばかりでした。並んでいる最中にもお仕事の電話をしている人もいましたよ(かくいう僕も整理券もらった後かけましたそういう電話)。今日の新宿はこの時期にしては気温低めだったかな?でも並んでいるときは良く晴れていて、ふと見上げたらきれいな青い空を白い雲が流れていて、気分のいい一時でした。
 整理券をもらったあと時間があったので別の場所で時間をつぶし(平日の新宿を1人でブラブラするなんて何年ぶりだろう)午後1時ごろお店に戻り、対象商品からデモ集「Complete Of Homebrew」を購入。準備完了です。その後お店の前の歩道に出て整理番号順に並んで朝と同じように立っていたところ、並んでいた人が急にソワソワしはじめたので顔を上げたら、そこにハウ先生がいました。スタッフらしい人とお店の人に導かれて、お店に入るためにこちらに歩いてきます。このとき誰かが手を叩きだし、すぐに列のみんなが拍手で迎えるような形になったんですが、気がついたハウ先生、ニッコリ微笑んで両手を合わせ、お店に入っていきました。間近で見たハウ先生はとても痩せていて御髪もちょっと(以下略、でも長髪でした)なんですが、なんともいえない上品さがありました。
 さて、サイン会ですが、「夜にはエイジアのコンサートがあるので握手はNGです」「写真撮影もNG」などの諸注意があり、いよいよ開始されました。実際は本当に淡々を進んでいき、特別なことはなにもなかったんですが、上述のようにハウ先生が上品なので、会場となったお店の中もとてもいい雰囲気でした。長い会話はダメよと注意されていたのでただひとこと「Thank you」とだけ話したんですが、その言葉にもちゃんと顔を上げてニッコリしながら答えてくれました(なんて話してくれたのか思い出せない!でも確かに目を合わせて返答してれたんですよ)。この日記ではずっと「先生」という表現を使っていますが、本当にロックファンではない人が見たら、どこかの大学教授に見えるんじゃないかしら、と思うほどの表情、物腰でした。人間やっぱり年齢を重ねたところで本当の価値が出るのかも知れませんね。時間にしたらあっという間でしたが、お店の人の対応も含めてとても暖かいサイン会でした。
 ところでここでひとこと。今回ハウ先生からサインをいただいたことで、僕はイエスのメンバーのうち、5人のサインを所有したことになりました。ジョン・アンダーソン、リック・ウェイクマン、ビル・ブラッドード、パトリック・モラーツそして今日のハウ先生。ジョンとリックはそれぞれ来日公演のサイン会で、ビルとパトリックは25年ほど前のデュオ来日時に会場でLP購入特典として(LPってところが時代を感じますわw)。特にパトリック以外の4人はあの「こわれもの」「危機」を作ったメンバーです。なんだか嬉しい。これであとはクリス・スクワイアとアラン・ホワイトからサインいただけたらほぼ思い残すことはありません。さあ、お待ちしていますよ(笑)。

コンプリート・オブ・ホームブリュー

コンプリート・オブ・ホームブリュー

 
 追記:上に書いたようにジョンとリックからは直接サインをいただく機会がありました(このブログでも話題にしました)。お二人ともとても優しい感じで、今日のハウ先生に通じるような雰囲気でした。長年のファンとして、そういうところはとても嬉しいですね。