小ネタ、「空耳コマーシャル」(笑)

 今日テレビを観ていたとき、流れ出した1本のCMにわが目(というか、耳)を疑いました(笑)。
 正体はアメリカンホームダイレクトのCM。内容はというとごく普通の保険商品の紹介なんですが、それが驚くようなアイデアでした。
 画面は1950年代アメリカ風の登場人物があれこれ小芝居をするというもので、まあありがちなものでしたが、流れていた音楽が一癖。いや、音楽自体にはなんの癖もありません。みんな知ってるベン・E・キングの「Stand By Me」。なんですが、それに合わせてこんな字幕が出てくるのです。
 「無駄ない はずかも/うん 誰にもだ/みんな言う 一様に/ラクうれしい」(オリジナルでは「When the night has come/And the land is dark/And the monn is the only light we’ll see」のところまで)。
 なんだこりゃ(笑)?これはまさしく「空耳アワー」(笑)。ちょっと強引で日本語としては微妙にずれているところも「本家」っぽい感じです。いや、最初に目撃したときは驚きましたよ。よくやるなあこんなこと。ずいぶんマニア向け、いや、もう「空耳」ってすっかり浸透しているのかしら?某大手CDショップのマイケル・ジャクソンコーナーでもポップに「ザ・キング・オブ・空耳」とか書かれていましたからね。実際のCMでの空耳ぶりは、まあちょっと、手ぬぐいレベルかなという感じですが、この企画を考えた代理店と通したアメリカンホームダイレクトにはちょっと拍手したい気分です。YouTubeで確認したら全部で3バージョンあるみたい。僕はボビー・マクファーリン編の冒頭「被害と損害を」のところがツボでした。
 いやあ、なんだかんだいってこういうの、好きですね。もっとやってくれないかな?実は今日は仕事で殆ど外出していてクタクタに疲れていたんですが、この「空耳CM」のおかげでちょっと元気になれました(笑)。ありがとうベン・E・キング、ありがとうアメリカンホームダイレクト(笑)。