合計100歳超の「個人練習」(笑)

 今日はオヤジバンドの練習でした。いつも使っているスタジオに「2人までの練習は格安料金」という「個人練習プラン」があるので、それでバンドのリズムセクション(ドラム担当とベースの僕)で練習してきたのです。実は前回の練習の時に新曲「My Sharona」の出来に満足できなかったあるメンバー(最年少でバンド参加も一番遅かったんですが、ギター一番うまい人。ちなみに最年少ですがすでに40歳)からリズムセクションの弱さを(酒も入った勢いで)強く指摘されたので、そんなことを言われてそのままにしておいたらバンド創設メンバー(ドラムの人はリーダー)のコケンに関わる(?)ということで、こっそり練習することにしたのです。合い言葉は「まだまだ若い者には負けない」(笑)。ちなみにリーダー(みんなからは「バンマス」と呼ばれています)は某大企業の管理職クラスで50代、僕は40代後半、2人の年齢の合計はすでに100を超えています(笑)。2人とも仕事を早めに切り上げ、2時間コースでスタジオに入りました。
 最初の1時間は、まあ自分で書くのもなんですが、散々でした(笑)。年齢のせいかすぐに身体が暖まらない(笑)。今日はギターもボーカルもいないので課題曲のCDを流し、それに合わせて演奏したんですが、なかなかテンポをキープできないし、曲構成がちゃんと頭に入っていないのでズレてしまう(笑)。前にも書きましたが、この曲って単純なようにみえて実はけっこう複雑。単なるリフの繰り返しではなく、意外に複雑な構成になっています。大雑把に覚えていただけでは演奏できません。なのでオヤジ2人で何回も繰り返しながら、CDを聴き直したり楽譜を確認したり。まあ職場の人間には見せられませんね(笑)。
 それでも1時間過ぎたあたりから徐々に「全然ダメ」から「なんとか曲名がわかる」くらいにはなってきました。身体が暖まってきたのか演奏もこなれてきて、何回も繰り返し苦手な部分をやり直したことで少しずつですが進歩も見られてきました。途中休憩や他の曲(ストーンズとかドゥービーとかCCRとか)を織り交ぜつつ2時間の練習は終わり。最後はそれなりのところにまでいきました(主観的にはですよ)。
 なんだか盛り上がった2人は「来週はギター&ボーカルも呼んで、ちゃんと練習しよう」と約しました。すぐ次をやらないとまた忘れちゃいそうだしね(笑)。それにしてもバンマスもそうですが僕も自分の組織ではそれなりに「表の顔」をしているわけですが、こうしてスタジオで楽器をいじっていると、そういうものから一時解放されて、ぐっと楽になれます。こういう関係があるというのは、特に僕のように(他のメンバーもそうですが)組織の中で仕事をしている者にとっては非常に貴重なことです。
 こうして書いてしまうと「いかにも典型的なオヤジバンド」ですが、それが息抜きや活性剤となって生活に潤いをもたらすのなら、実に喜ばしいことだと思います。なにしろ僕のようなヘタクソをクビにもせずにやっているんですから、仲間って大切って実感します(笑)。合計100歳のリズムセクションが2人で一生懸命「My Sharona」を演奏することが様になっているかどうかはさておき、楽しい夜でした。さあ、この調子で練習して、近い将来ライヴやるぞー!

Best of

Best of