赤盤青盤ファーストインプレッション

 買いました。赤盤、青盤。
 またかと思った方もいらっしゃると思いますが、ええ、またです(笑)。はっきりいってあわてて買うことはまったくないものなんですが、買っちゃいました。まあ、内容については今更なにもいうことないです。収録されているのがビートルズなんですから。
 ところでこのアルバム、音源は「Digital Remaster2009」となっているとおり、昨年発表されたリマスター盤と同じということになっています。そうなると気になるところがあります。今夜は買って来たばかりで全部聴けませんので、ちょこっと確認できたところを走り書き。
 従来の赤盤青盤のCDでは、通常盤収録とは若干違うバージョンが収録されている曲がありました。ますは赤盤ですが、「All My Loving」「Can't Buy Me Love」「A Hard Day's Night」「And I Love Her」「Eight Days A Week」です。「All My Loving」以外の曲はステレオでの収録(1987年のオリジナルのCDではモノラルのみだったもの)で、「Al My Loving」はミックスし直されて楽器やボーカルの定位が変更になったものでした。さて今回はどうかと思って聴いてみたら、すべて昨年発売のリマスターバージョン(ステレオ)でした。他のものもちろんですが、「All My Loving」も分離の極端な「アレ」になっていました(たぶんリマスター盤「With The Beatles」収録と同じもの)。うーん、という感じですね。
 次に青盤。こちらはステレオのみですからほとんど昨年のものと同じ。ただ1曲だけが違います。それが「A Day In The Life」。ははんと思った方も多いと思います。そう、イントロ。従来の青盤CDと同じく、イントロのギターがSEとかぶることなく、フェードインもせずに始まるものが収録されています。記憶が確かなら、アナログ時代の同曲は「Sgt.Pepper」のリプリーズのエンディングとかぶっているところからのフェードイン編集でしたので、これは1993年CD準拠ということになります。
 なんか不思議ですよね。「All My Loving」がアルバムバージョンになったのは「1993バージョンはリマスターしなかった」と考えたら自然です。なんですが、「A Day In The Life」はアルバムバージョンではないので「これはわざわざアルバムとは別のものをリマスターした」ということなんでしょうか?うーん、わからない。
 今のところ気づいたのはこの程度ですが、聴きこんでいくともっと新たな発見があるかも知れません。ちなみにこのアルバムですが、僕はアナログ2種類と1993年の国内盤CDの合計3種類ずつ持っています。今回のもので4種類になりました(今日買ったのは輸入盤。レーベル面には「Made In EU」とありました)。マニアな方に比べたら全然少ない、これくらい標準だと思っていますが、妻に「買ったよ」と言って現物を見せたときの表情を見る限り、えー、世間的にはまずいのかも知れません(笑)。でも現時点でもこれだけいろいろ発見があるんだから、元は取ったよね(笑)。

THE BEATLES 1962 - 1966

THE BEATLES 1962 - 1966

THE BEATLES 1967 - 1970

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