小ネタ えーっ、またもやオミット?

 秋のビートルズ関連リリース、ほとんどスルーしています。9月に海外旅行に行ってカード使っちゃったので支払いが終わるまで大人しくしておく必要もあるし、なにしろジョン関連とかはほとんど「もう持っている、しかも複数」ですからね(笑)。赤盤青盤は「ビートルズ税」(笑)だからしょうがとして、他は飛びつけません。現在のところ入手した数少ないブツのひとつがジョンの1枚ものベスト(DVD付きなので正確には2枚ものか)だけです。ちなみにこれ、なかなか楽しかったです。
 で、実はもう1枚、今日購入してまいりました。「Come And Get It 〜The Best Of Apple Records」というもの。もうこれがなにかはみなさん想像がつくかと思いますが、あのアップルからのアルバムがまた再発されて、そのサンプラー兼何曲かのレアシングルで構成されたコンピです。はっきりいって持っている曲も多いですが、ブラック・ダイク・ミルズ・バンドやロニー・スペクター、ホット・チョコレート・バンドその他、持っていないものもけっこう入っていて、それなりにお得な盤のようです、以上未開封状態で曲名のみ眺めながらの一言でした。
 これとは別に代表的なアップルアーチストのアルバムも単体で再発、ボックス発売と、盛り上がっています。僕は正直、20年くらい前の第1回CDリイシューのときにたいがいのものは買っていたので、例えば数少ない未入手のものやボートラ目当てに全部買えるかというと厳しいんですが、新しいファンやマニアにはたまらないものなのかも知れません。
 というわけで、以上が前振りです(笑)。今日はここからが短い本題。「なんで今回もエレファンツ・メモリーは出ないの!?」ということ!
 本当に、なぜなんでしょうね?あのバンドはあの怪作「Sometime In New York City」でジョンとヨーコのバックを努め、ついでにあの「One To Oneコンサート」でもバックを努め、という具合に、アップルバンドの中でも屈指の知名度と露出を誇っているのに、どうして彼らのアルバムは出ないんでしょう?記憶が確かなら、20年前にもリリース予定のなかにあったような気がして楽しみにしていたのに、そのうちアップルリイシューそのものがフェイドアウトで消えてしまいました。僕はそのアルバムもブッダから出ていたもう1枚も(アナログで)持っているので内容は知っているんですが、ぜひCDで聴き直したいものです。いや、内容がいいのかどうかといえば、そんなことはありません(笑)。はっきりいってB級です。「幻の名盤」になる心配はしなくてすむようなものですが、でもなんだか捨てがたい。そういうタイプのアルバムです。少なくともアップルのアルバムを集めている人にならアピールするはずなんですが、うーん?
 上記のコンピにはロン・アンド・デレクなんて微妙な位置づけのアーチストも登場しているのに、エレファンツ・メモリーはいない。これはなにかの嫌がらせか?僕たちの知らない大きな力が「エレファンツ・メモリーを世界から消せ」と暗躍しているとか?まさかジャケットが象の死体だったので動物保護団体的にまずいとか(笑)?冗談はさておき、権利関係の問題とかがあるのでしょうか?そうでも思わないと不思議です。
 今回の再発でリリースがかなわなかったアルバムは多いです。前回出たものでさえ選ばれないものがありました(ラヴィ・シャンカールのライヴ盤やアイヴィーズ)。第2弾があるのかな?そのときの「目玉」にとってあるのかな?そうだったらいいけれど、どうだろう?いや、繰り返しますが中身は「それなり」なんですよ。でもやっぱりこれがないと画竜点睛を欠くというか、いやそこまで大それたものではないけれど、なんだか寂しい、そういうこと。というわけで、僕はもう一度声を大にして(スパイナル・タップ風に表現すると「ボリューム11」で)言いたい、「エレファンツ・メモリー、カムバーーーック!」。ふう。

Come & Get It: Best of Apple

Come & Get It: Best of Apple