小ネタ 僕の「1812年」デー(笑)

 今日はドレミの音楽教室の発表会でした。ドレミはまだほぼ最年少に近いので最初の合唱とそれに続くエレクトーン合奏だけで出番が終わりましたが、他のクラスの(小学生くらいの子たち)は合奏のレベルも高く、最後の方はサポート演奏なしでクラシックの曲を(数人のアンサンブルで「展覧会の絵」とか)再現していて楽しめました。使用されていたのはヤマハのステージアというエレクトーンでしたが、いいですね。昔々ピート・タウンゼントの「Scoop」というデモ集に(メーカー名忘れてしまいましたが)エレクトーンで演奏した曲が収録されていて、ピート自身がライナーで「機能が豊富なうえに、シンセサイザーよりもずっとプログラムが簡単だ」と書いていたのを思い出しちゃいました。
 で、ここから(くだらない)本題。
 今朝、たまたま朝食時にあるCDを聴いていました。大学生のときに入手したクラシックのサンプラーです。あるレコード会社が自社のクラシックCDの販促用に配布していたもので、クラシックの名曲が約1分ずつくらい収録されているというもの。まあ、なんの気なしにかけていて、妻やドレミと「これ知っている?」などと会話のツマにしていたんですが、そのなかにチャイコフスキーの「1812年」が入っていました。例の大砲の音が入ってくるあたりが1分くらい。映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編」に使用されていたので妻もドレミも「これ知ってる!」「千秋先輩がやってたやつだ!」などと(庶民的に)盛り上がりました。
 で、その少しあと、NHK教育でオンエアしていた「おさるのジョージ」特番を観ていたら、なんとそこにも「1812年」が登場したのです。登場人物の1人が聴いている携帯プレーヤーで聴いていたのがこの曲だったのです。みんなで「またあの曲だよ!?こんなことってあるんだね」と話し合いました。
 そして午後になり、発表会へ。自分の娘も出番が終わり、いくぶん惰性気味に他のクラスの演奏を聴いていたところ、突然「アレ」が!そう、「1812年」!エレクトーン4台でのアンサンブル。ちゃんとした音色、演奏で(まあ子どもの演奏ですから少し乱れますが、それでもかなりのものです)、大砲の音も再現できていました。
 いやあ、驚いた。ずっと前に「たった3日間で何回も「フィガロの結婚」前奏曲を聴いた」ということがありましたが、今日もそんな感じ。「1812年」なんてそんなに聴く機会ないと思うんですが、たった1日で意図せずに3回も!すべてを一緒に聴いた妻も驚いていました。でもこういう偶然って、なんだか嬉しいです。
 で、こうなったらもう1回というわけで、帰宅してから「のだめ」の当該部分、観ちゃいました、ドレミと(笑)。入浴していた妻が途中から部屋に来て「また聴いているの?」なんて言っていました(笑)。なあに毒を食らわば皿までさ、いや、ちょっとたとえがズレてるかな?まあいいか(笑)。
 そして、今、みんな寝静まった部屋で1人これを書きながら、また聴いてます(笑)。今聴いているのはコージー・パウエルの「Over The Top」僕的には真打登場です。これで合計5回。人生でそう何度もなに違いない「1812年」デー。最後はロックファンらしくまとまりました(笑)。ちなみに最後の「Over The Top」、リアルタイムではおとなしめのハードロックくらいにしか思いませんでしたが、今聴くと上質のジャズ・ロックと思えます。当時はレインボーに在籍していましたが、さすがコージー、伊達に第2期ベック・グループでタイコ叩いていませんね。
 というわけで、僕の「1812年」は終わります。それにして、次にこの曲を聴くのって何年後だろう(笑)?

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