原田真二のイベントに行ってきました。

 このところ「原田真二」づいているshiropですこんばんは。昨年夏に書いたエントリが予想を越えるコメントをいただきまして、それがきっかけで本当に10年ぶり以上のインターバルをおいての新譜購入もいたしました。実は購入時に特典として「イベント応募ハガキ」というのがついてきたのですが、思い立って出してみたところ当選しまして、今日はそのイベントに参加して参りました。場所は荻窪、オシャレなカフェレストランが会場でした。
 参加しての感想ですが、予想どおりだったのは会場にいらっしゃった方々の年齢構成と性別。やっぱり僕と同世代の方が多かった、そしてほとんどが女性でした。これは当然かな?アイドル時代はもちろん、その後の「ポリドール時代」でさえコンサート会場などは女性ばかりでしたから、そのまんまスライドしているような感じでした。入場待ちのときに並んでいる方の会話などが聞こえてきましたが、本当にみなさん熱心なファンばかり。僕なんかコンサート行かなくなって30年くらい、CDチェックしなくなってからも20年近くのブランクがあるので、ちょっと申し訳ないほどでした。
 で、肝心のイベントですが、本当に楽しかったです。本当に久しぶりに観る「ナマ真二」は、体格こそ以前より少しふくよかになってはいましたがそれ以外のたたずまいはあまり変わらず、「あの真二」でした。
 イベントは約1時間。ミニライヴとサイン会という構成と告知されていたので、勝手に「ちょこっと2曲くらい歌って、あとはおしゃべりとサイン会だろうな」と思っていたんですが、実際にはギター弾き語りの他にピアノ弾き語りもあり(7〜8曲くらいやってくれたんじゃなかったかな)、目一杯でした。子どもたちと一緒に音楽をつくるというイベントで創作したという曲(子どもたちや参加者が持ち寄った言葉をちりばめた詩に、真二がその場で曲をつけたというもの)なんてレアな曲も歌ってくれました。トークもたっぷりで最高に面白く(昔からこの人のMCは面白かったことを思い出しました)、たった1時間とは思えないものでした。震災の話題もありましたが、なにかの考えをアピールするのではなく、一人一人が考えてもらいたい、そういう思いからできる復興支援もあるはずだという言葉には考えさせるものがありました。
 ところで今回のイベントは新星堂のストアイベントだったのですが(だから新星堂でCDを購入した人だけが応募ハガキをもらえたものです)、それでもやはり「常連ファン」が多いらしく、真二もそのへんを「いじり」(?)ながらの進行でした。初めて参加したという人はいる?という呼びかけがあって、本当に初めて参加するという男性の方がいて、会場の拍手を受けていました(このとき「他にはいますか?」という声に僕も思わず挙手してしまい、「30年ぶりです」と言ったところ、僕も軽く拍手をいただいちゃいましたw)。そんな熱心なファンの皆さんに混じって聴いた30年ぶりの真二の歌は、いくぶん声がハスキーになったようでしたが、印象は「あのころ」と変わらず感動的でした。ギターもピアノも見事(本当に上手なんですよ)。特に感動したのは「タイム・トラベル」「てぃーんず・ぶるーす」が聴けたこと。これだけでも行ってよかったと思えるものでした。
 サイン会では持参のCD以外に、会場物販で買ったものにもサインしていただけました。せっかくなので1枚は僕の名前、もう1枚には娘のドレミ(の本名)でお願いしたんですが、快く応じていただけました。
 正直、限定イベントといっても内容がどんなものになるのかわからず、とにかく行ってみようという感じで参加した今日でしたが、音楽もたくさん聴け、トークもたっぷり聴け、サインまでいただけてお腹いっぱいのイベントでした。なによりもナマで聴けた彼の音楽が今も変わらず輝かしいものだったことが確認できて、ブランクファンとしては本当に嬉しいものでした。今日のトークでも話題になっていましたが、先日行われた赤坂BLITZのコンサートはとてもいい内容だったようです。また行ってみようかな、コンサート。そんな気にさせてくれる楽しいイベントでした。

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