屋根裏から出てきた感動作

 12月最初の更新!?こんなに間が空いてしまった!すみません、なんだかこの師走は過去にないほど仕事で追いつめられていまして(苦笑)、詳細は省きますが帰宅するとぐったりしているんです。徹夜続きとかそういうものではなく、むしろ精神的なものですね。僕も組織人の一員なのでいろいろあるんです。でも今年度の異動で、僕は「意外にストレス耐性がある」と証明されたようで、その意味ではちょっと安心しています(笑)。まあ、もうしばらくは続きそうですが、この状態。
そんなわけで、ジョンの命日もなにも書けないまま今日になってしまいました。さすがに三連休なので少し肉体的にも精神的にもゆとりが戻ってきて、久しぶりにこうしてします。
 で、唐突ですが、今部屋の片付け、CDと書籍類の処分を進めています。娘のドレミも来年小学校入学を控え、勉強机などを置くスペースを確保するために、とうとう決心したのです。これまでの僕にはなかった大処分。紙ジャケとかリマスターとかで複数ある場合は特に貴重なものや音質のいいものだけ残してあとは処分という方針で、とにかく手当たり次第にさばいています。現在だいたい200枚ほどを「処分」決定しましたが、けっこう「ロックの名盤」が含まれています。この調子で取りあえず500枚くらいは減らしたいと考えています。それでもまだまだだいぶありますが、最終的に1000枚くらい減らせば机も入るんじゃないかな?始める前は今までのように頓挫するかな?と思ってもいましたが、開始してみたら、ゴミ山のようだった屋根裏が少しずつ奇麗になっていくのが快感で、続いています。この調子で本も処分する予定なので、こりゃ予想外にスペースできるかも。
 で、この作業のためにCDをほじくり返していて、発見したCDが今日のお題。発見したのはグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「That Special Time Of Year」。タイムリーなことにクリスマス・アルバムです。
 このアルバム、お恥ずかしいですが(そして、またもや)いつ購入したのか、そもそも購入したこと自体記憶にありませんでした。たぶん80年代の後半くらいに購入し、そのまんまになっていたのではないかと思います。そのころはまだ僕も20代、ソウルの良さなどわからない者でしたから、少し聴いて放り出していたんでしょうね。調べてみたらアルバムの発表は1980年だそうです。
 せっかくこの時期に出てきたクリスマス・アルバムなので試しに聴いてみたら、良かったです、本当に(笑)今ならわかるよこの素晴らしさが。年を重ねるっていうのも悪い事ばかりじゃないですね。前半はとてもゴージャスでオシャレな(そして、幾分ファットな感じの)ソウル系アレンジと演奏で、2011年のイルミネーションの下で聴いても違和感のない感じですが、このアルバムの(僕的な)真価はむしろ後半。どんどん敬虔で落ち着いたムードになっていきます。ジョニー・マティスとの競演2曲も良いですが(うち1曲はあの「When A Child Is Born」途中の語りも再現しています)、僕が感動したのは「I Believe」紛うことなきゴスペルですが、イントロのピアノからもう涙があふれるような内容。ボーカルも含めて胸に迫ります。いやあ、整理してみるもんですねCDの山(笑)。まさか自分がこんなにいいアルバムを持っていたなんて思ってもいなかったです。この時期に「再会」できたのも天啓かも(笑)。
 そんなわけで、いろいろな意味で疲れてもいるし大変でもありますが、それでもささやかな「奇跡」のおかげで、今年もクリスマスを迎えられそうです。あと10分弱でクリスマス・イヴ。これをお読みのみなさま、いや、この国のすべての人に幸福なクリスマスが訪れますように。

Special Time of Year

Special Time of Year