小ネタ 「音楽の友」を開いたら…
今日は偶然発見した小ネタ。
書店でふと見かけた「音楽の友」4月号。表紙が、今年デビュー30周年になる五嶋みどりさんのもの、もちろん特集も「世界のMIDORI」さんのもので、僕はその特集に興味をもって手に取りました。特集もなかなかでしたし、あの大震災後の音楽界を話題にした「震災から一年、音楽界はいま」という座談なども興味深いものでした。
で、この4月号、今手元にあります。買いました。なぜか?上記2つの記事ももちろんいいものでしたが決め手はそこではありませんでした。答えは122ページ。堀田正矩氏の「私が出逢ったマエストロたち」という連載(第12回だそうです)。なんとここに、僕には馴染みのロックミュージシャンが掲載されていたのです。
見開き2ページの右側には大きく「日本刀を突き刺したハモンドの下敷きになったような姿勢で演奏する、上半身裸のキース・エマーソン」が!左ページには数枚の写真が載っていますが、初来日時のキッス(ジーン・シモンズ)やホール&オーツ、グランド・ファンク(マーク・ファーナー)、新幹線で移動中のポリス、チャック・ベリー、そしてチャックのオープニングアクトだったというRCサクセションの清志郎さんなど、すごいものばかり。いずれも来日公演での取材で撮影したものだそうです(音楽之友社が発行していた「週刊FM」用の取材とこと)。キャプションにはキースについて「平清盛」音楽にまつわることも書かれていましたし(さすがクラシック雑誌)、キッスの取材のために新幹線で同行したときは、移動中でノーメイクのメンバーに気づく人がいなかったことなども書かれていました。
この連載、(偶然同じ書店にあった3月号で確認できる限り)ふだんは堀田氏が撮影したクラシック系の大家の写真を掲載しているもののようです。しかも僕はふだんこの雑誌を手に取ることはありません。「呼ばれた?」みたいな話しで、出来過ぎのような気がしますが、全部事実です。こういう偶然、嬉しいですね。ちなみに僕が個人的に一番嬉しかったのはハンブル・パイの写真があったこと。小さなものでしたが、よくぞ選んでくれました、感激です。
そういうわけで、これをお読みのロックファンのみなさま、書店でこの雑誌を見かけたらぜひご覧になってみてください。ついでといっては失礼かも知れませんが、他の記事も面白いので読んでみてくださいな。特に上記の震災対談とそれに続くクラシック界の取り組みは、その筋のソースとしても貴重だと思います。というわけで、この小さな幸運を胸に抱いて(笑)、明日からまた仕事していきます。
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2012/03/17
- メディア: 雑誌
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