ジョン・ロードの訃報に言葉を失う

 ジョン・ロードの訃報に接したのは昨日のことでした。
 僕がこの人のことを知ったのはもちろんディープ・パープルでした。僕がパープルを知ったとき、すでにバンドは解散していましたが、70年代後半くらいの中学生にとって、彼らはあらゆる意味で大先輩であり、その曲からも演奏からも多くを教えてもらいました。ギターがあまり上手くはなかった僕は、ジョンの弾くキーボードにとても惹かれました。正直僕はジョンから「ハモンド・オルガン」という楽器を教えてもらったようなものです。ソロアルバムも数枚持っています。
 と書き出したんですが、実はこれ以上筆が続きません。なんだか、亡くなったという事実が腹に来たようで、言葉になりません。もちろん大好きなミュージシャンでしたが、こんなになってしまったのが自分でも意外です。それだけ聴きこんだということなんでしょう。それだけ、あまり意識していませんでしたが、僕はパープルの音楽を深く愛していたんだと思います。
 だから、実に尻切れで恐縮ですが、今日は故人に対する感謝とお別れの気持ちだけをここに書いて終わりたいと思います。ジョン・ロード様、今までありがとうございました。ロックを聴き始めたばかり、なにも知らない僕にたくさんのことを教えてくださってありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。どうぞごゆっくりお休みください。