リンゴ・スター来日決定!

 僕の音楽仲間の多くは、ふだん会う機会はなかなかなく、ネットで交流しているんですが、その多くの人が数日前から大喜びでさかんにつぶやいたり日記を書いたりしています。そう、リンゴ・スターの来日決定。
 もう18年ぶりになるんですね。過去2回の日本公演はもちろん行きました。正直に書いてしまうと、リンゴがたくさんの「かつてのビッグネーム」と楽しそうに演奏する姿には、あまりロック的な迫力や緊張感を感じられなくて、長いこと腑に落ちませんでした。そんな気持ちが改まったのは、ブログ仲間であり大先輩でもあるbeatle001さんのブログの、このエントリを読んだ時です。ああ、なるほど。あのビッグネームたちがああやって和気あいあいとしているのは、座長であるリンゴの人徳だったんだと。だからこそステージ上ではエゴのぶつかり合いではなく、楽しいロックショーが繰り広げられるのだと。そんなオーガナイザー、リンゴ以外には考えられません。そのドラムの腕も含めて、リンゴ・スターだからこそ成しうる、ワン・アンド・オンリーの達成だったんですね。
 そういう気持ちで、もうすっかり気持ちは「リンゴ!」なんですが、ひとつだけ非常に気になることが。
 会場がZEPP東京なんですよ。要するにキャパ問題。最近の洋楽ロックのコンサートはよほどの人気アーチストでない限り、席さえ選ばなければチケット入手可能ですが、それにしてもちょっと小さいんじゃないですかねえ、会場。この会場はリンゴの希望なのかしら?せめて東京国際フォーラムくらいないと、行きたいファンをさばき切れないんじゃないでしょうか(前回は武道館だったわけですし)?しかもZEPPということは、立ち見の可能性もあるし。背の低いオジサンには辛いんですよあそこ。ボブ・ディランは辛うじて見えたんですが、ジョニー・ウィンターはほとんど見えなかったし(涙)。
 もちろん小さな会場でリンゴ初めオールスターバンドの演奏を聴けるのは最高に楽しみですが、それは自分が行けるという前提で、ということになります。もしかして(チケット取れなくて)行けないかも、そう思うと急に不安になってきます。このところずっといい作品を発表し続けてくれているリンゴのナマの歌声、演奏を、ぜひとも聴きたい。なんだかもう、神様にお願いしたい気持ちですね。
 今聴いているのはもちろんリンゴとオールスター・バンド。「The Anthology…So,Far」というライヴ・アンソロジー。超豪華といっていいメンバーのソロも素晴らしく、リンゴもあの「みんなに愛されるリンゴ・スター」です。メンバーは変わっていますが、もうすぐこの国で、楽しくて豊かなショーが観られる、そう思うととても幸せな気持ちになります。ウエルカム・バック、リンゴ!ウエルカム・バック・トゥ・ジャパン!待ってますよ!
 あ、まだ僕が行けるかどうかはわからないのか(涙)!?