一言のおくやみを

 ラヴィ・シャンカールの訃報が届きました。
 偶然ですがつい先日(ジョージの命日)に「Collaborations」を入手して、折にふれて聴いているところでした。僕がラヴィの名前を知ってからすでに35年以上、その演奏を聴いてからもほぼ同じくらいの時間が経ちました。初めて聴いたときには不思議だなあとしか感じなかったその音楽は、僕にとって、音楽の世界は自分の知っている範囲よりずっと広く深いということを教えてくれた、大きな扉のようなものでした。その名は広く世界に知られ、評価されたものでした。最近ではNHKの子供番組(娘と一緒に観ているのです)の歌の中に「神秘的だなラヴィ・シャンカール」という歌詞があって驚いた記憶があります。
 今日はこれ以上書けません。「ありがとうございました」が一番ふさわしいかも知れません。ラヴィの音楽をきっかけにして知ることになった世界の音楽は、本当に広く深く美しいものでした。その世界に触れさせてくれたラヴィのご冥福を、心からお祈り申し上げます。