今日はジャズで三題噺
4月になりまして、年度的にあけましておめでとうございます(笑)。今年度初めての更新になります。最近はジミ・ヘンドリックスの「新作」を始め、いい作品が(新旧問わず)けっこう出ていて、音楽ファンとしては(相変わらず業界全体では厳しいというのに)個人的に楽しい日々を送っています。今日はそんななかで、旧譜の再発盤、しかもジャズ系でこのところ気に入ったものがあったので、それをお題にいたします。
デューク・エリントンの「The Symphonic Ellington」のCDを聴きました。今から50年前、ヨーロッパ遠征中に当地のオーケストラと共演したもの。エリントンのペンになる楽曲がいいのは当然として、これ、ものすごく音がいいです。24ビットリマスターなんですが、ベースは重低音だし弦も管もよく響くし、驚いてしまいました。変に現代的に化粧したものではなく、いかにも昔の録音という感じですが(しかもモノラル)艶と奥行き、そして独特の「ゴリッ」とした感触の音です。「ハイ・ファイなブルーノート」という感じかな(変な表現ですみません)?日本初CD化というこのアルバム、1000円なんだからビックリ。本当にエリントンに外れなしです。
- アーティスト: デューク・エリントン(p)
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2013/01/23
- メディア: CD
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- アーティスト: ロン・カーター,ケニー・バロン,ヒュー・マクラッケン,ハーヴィー・メイソン,ドン・セベスキー・ストリングス
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2013/03/13
- メディア: CD
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どのアルバムも廉価盤でのリリース(1000円前後)。これはCDが売れない現状での対抗策なのかな?価格が価格なのでジャケなどは簡素なもの、その意味では「ブツとしての付加価値」には乏しいものですが、一番肝心な音、音楽については格別のものでした(デジタル・リマスタリングもされているし)。こういうものが容易に聴けることが音楽ファンの裾野を広げ、長い目で見れば音楽市場の拡大に繋がるのではないかな?僕のような「永遠のジャズ初心者」でも手に取ることができたわけですから。ランチ1回分で手に入る豊かな音楽体験、うららかな春のひととき、久しぶりにジャズに浸るのも楽しいです。
- アーティスト: ペギー・リー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2013/02/20
- メディア: CD
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