小ネタ「鷹の爪」観に行ったらもう1本(笑)!

 今日はちょこっと小ネタ。
 観て参りました「鷹の爪GO 美しきエリエール消臭プラス」。ご存知あの「秘密結社鷹の爪」劇場版最新作。「ウルヴァリン」も「許されざる者」も観ずに、どころかまだ「風立ちぬ」も観ていないのに、しかも親子3人で(笑)。娘はともかく、妻は「『鷹の爪』ぇ〜?」と言いながらもついてきてくれました(笑)。
 内容ですが、公開直後なのでなにをどう控えめに書いてもネタバレになっちゃうし、こういう映画でネタバレは思いっきりルール違反、控えておきます。感想ですが「面白かった」「笑えた」は当然として(過去の映画版でもおなじみのアレとかコレとかも健在でした)、一番の感想は「感動的だった」です。本当に。過去の作品もそうでしたが、最新作は後半かなりストレートに感動的でした。クライマックスの総統と吉田くんの絡みは、本当に涙が出てきましたよ。製作者が従来語っている「持たざる者の視点」から少しもブレることなく長編をまとめきっていました(しかも全編ほぼ「Flash」で)。マジで。むしろ上記のアレとかコレとかは一種の「照れ隠し」ではないかと思うほどでした。主人公が死ぬだけで「感動作」とかいう安直な映画がままあるなか、これは本当の名画です。



 で、ここから壮大なネタバレ、本編ではないのでいいよね(笑)。







 昨日劇場に行ったらDVDを渡されました。レーベルには「来場者特典 鷹の爪シックス 島根はやつらだ」と書いてありました。へんな冗談と思って帰宅後再生したら、本当に映画が始まりました(笑)。突然島根が暴れだして鳥取を襲い始めて…、っていうシュールなストーリー。ちゃんとまじめに作ってありました。「例のシステム」のせいで序盤で唐突に終わり、後半5分ほどは某歌手(懐かしい!)のPVがほぼ全編収録されていましたが(笑)。
 映画観に行ったら次回作のDVDがもらえる!これはすごい!この発想はなかったワ〜(総統の声でね)。これには唸りました。どこまでも本気でマヌケ、これこそがあの「感動」を支えているんですね。もともとカルトな出自の「鷹の爪」が、ここまでメジャーになり、そして商業的にも成立しているのは、こういう「本気」があったればこそだと、真面目に確信しました。この本気は宮崎駿監督にも通じる日本映画の良心かも知れません。いやまだ「風立ちぬ」観てませんが(笑)。そんなわけでですね、この映画絶対のオススメです。面白く感動的で、しかももう1本映画DVDがもらえるし(笑)。

このムック、付録が豪華で内容も充実していてお得です(笑)。最近iPodで外出中聴いていて、電車のなか、1人で笑ってます。