ちょっと小ネタ、不思議な附合
至福のポール・マッカートニー週間が終わって、今は疲れながら幸福な気持ちです。
感想はこの週末でまとめようと思っていますが、今はちょっと小ネタ。
実は昨日畠山美由紀のコンサートに行って参りました。 品川の教会を会場にして、ギター、ピアノ、バンドネオンだけをバックにした、静かで美しいコンサートでした。
で、そのコンサートで「And I Love Her」が聴けました。 「ポールのコンサートに行かれた方はいらっしゃいますか?私は行かれなかったんですよ〜」などのMCを交えつつ、ボサ・ノヴァ調のアレンジで、しっとりした歌声の素敵な演奏でした。 同じ週で4回も「And I Leve Her」生演奏!どれも名演奏!しかもそのうち3回は作者本人!という贅沢極まりない体験でした。
で、帰り道ふと思い出したんですが、「そういえばこんなMCやこんな体験、以前もあったなあ」。
それは5年前(2008年)。 時期もまったく同じ11月第三週。
その時日本にはザ・フーとキャロル・キングが来日していました。 ザ・フーを都合4回観に行き、すっかり至福モードだった週の土曜日がキャロルのコンサート。 そしてそのコンサートのとき、キャロルがステージ上でこう話したのです。
「ザ・フーのコンサートに行った人はいる?」
そのコンサートもしっとりとした素晴らしい内容でした(例の「Living Room」ツアーの一環だったので、バックもベースとアコギとキャロルの弾くピアノだけ)。
熱狂の体験をした週のラストに、染み入るようなアコースティックな音楽を聴き、しかもその両方で、その熱狂のコンサートが話題になる…。 こういう偶然ってあるんですね。 長年の音楽ファンとして、とても嬉しい思い出になりました。
今週はずっと天気がよく、コンサートに出かける絶好のコンディションでした。 ポールのときも昨晩も、帰路見上げた星と月は本当にきれいでした。まるでそのとき聴いていた音楽のように。
みなさま、どうぞよい週末を。
ちなみに昨晩の畠山美由紀さんのMCに応えて手を上げた人は(僕を含め)数人。「あら、そんなにいらっしゃらないんですねえ」と話していました。ステージ上の4人もみなさん都合がつかず行けなかったということで、残念がっていました(笑)。
キャロルのときもMCに応えて手を上げた人がいて(もちろん僕も!)それを見たキャロルが一言「ファンタスティック!」。そしてピートのあの風車奏法を真似てくれました。可愛かったです(笑)。