小ネタ TDLジャングルクルーズ大調査!

 TDLこの秋の話題といえばあの「ジャングルクルーズ」リニューアルです。UFJハリー・ポッターを迎え撃つべく(?)大々的な仕様変更をしたジャングルクルーズ。ここ最近はテレビでもバンバン取り上げられていて、力の入れ方が伝わってきます。僕のような年寄りはあのなんとも言えないゆる〜いノリというか「語り口」というか、あの味が好きだったので、ものすごくカッコよく素敵!になったジャングルクルーズってどうなっちゃうんだろうと思って、思って、思っちゃったあまり調査のために行って参りましたよ今日。一応調査の目的をカモフラージュするために妻と娘を連れて、行楽のようなフリをして(笑)。
 パレードも観たしプーさんのハニーハントにも行ったし、ファストパスとってジャック・スケリントンが登場する「ホーンテッド・マンション」にも行きましたが、あくまで目的は隠密調査(笑)。まんまと誰にも気づかれずに実態を体験することに成功しました。で、どのように変わったか?どんなふうに新しくなったか?
 結果から書きますと、大丈夫でした(笑)。
 いろいろな部分で新しくなってはいました。動物もたくさん登場しますし、ライオンが登場する場所はあのプライドロックのようなセットで「ライオン・キング」の曲が流れるなど、ディズニーらしい部分も増えました。テレビの紹介などでは伏せられている後半の古代遺跡の部分もとてもきれいでした。全体的に洗練されたとはいえるでしょう。
 でも、でも、でも!よかった、ジャングルクルーズはやっぱり「あのジャングルクルーズ」でした。以前と同様、船長がいろいろアナウンスしてくれるんですが、このノリが「以前と同じ」だったのです。むしろ、演出がそれなりに新しくなった分だけそのノリが際立ったというか(笑)、そんな感じでした。
 これはもう、確信的にやったんでしょうね東京オリエンタルランドさん。そうでなかったら(もし本当にハイテク化して以前のものを無くしてしまおうと志向したら)まったく違うものを作ることだって可能だったでしょう。でもそれをあえてしなかった(絶対、「あえて」だと思います)。それはあのノリこそがジャングルクルーズだということを作る側が認識していたという証拠だと思います。ローリング・ストーンズキース・リチャーズのギターが必要なように、パフュームにあのほのぼのしたMCが欠かせないように、東京ディズニーランドにはあの「ジャングルクルーズ」が必要なのです。
 なんでもハイテクでやれば良いってもんじゃない。一方にプロジェクション・マッピングの演出があり、一方に「イッツ・ア・スモール・ワールド」や「ジャングルクルーズ」がある。これこそが「夢と魔法の王国」に相応しいと、まじめに思います。というわけで、僕の調査は無事に終わり、安心して今夜眠ることが出来ます。僕と同じように「あのノリが失われてしまったら悲しい」と思っていた皆様、ご安心ください!新しいジャングルクルーズは、やっぱり「あの」ジャングルクルーズでした!